Invisible line

光が降りそそぐ、バスルーム。 天窓から射し込む朝の光が、 静かな時間をやさしく包みこむ。 洗面から浴室までがひと続きの、 ミニマルで落ち着いた空間構成。 素材の質感を大切に、色味はグレイッシュに統一しました。 一日の始まりと終わりを、 穏やかに整えてくれる場所です。

大きなソファにゆったり身を預ける時間。 勾配天井がもたらす、やわらかな広がりと 視線の抜けを意識した窓の配置で、 自然光とともに心地よい開放感をつくり出しました。 ダイニング・キッチンとゆるやかにつながるLDKは、 家族それぞれの居場所でありながら、 どこにいても、なんとなく気配を感じられる距離感。 静けさとあたたかさの同居する、暮らしの中心です。

通りからは、あえて閉じた外観。 プライバシーを守りながら、静かに日常がはじまる場所。 家の中へ一歩入ると、光と広がりが待っています。 街に対して控えめに、けれど、内に向かって豊かに。

玄関を入って正面、視線の先には階段下の手洗いコーナー。 この住まいでは、玄関からリビングへ入る前に、自然と手が洗えるようになっています。 ただ機能的なだけでなく、照明の陰影やアートの余白も心に残るように。 「ただいま」から、美しく整う空間です。

夜の空を、切り取る。 外に開くのではなく、内に向かってひらく空。 静かでやさしい光に包まれて、 日常の中に、小さな特別が宿ります。


