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シンプルな形態の省エネルギー住宅
シンプルな形態の省エネルギー住宅

 

デザイン性 + 省エルギー性 を備えた新しい
ネット・ゼロ・エネルギーハウス。


ネット・ゼロ・エネルギーハウスとは(ZEH) 地球温暖化への対策として、日本政府は、2030年までにネット・ゼロ・エネルギー・ハウスをすべての標準的な新築住宅にする方針を掲げおり、未来のスタンダードな住宅スタイルとなっていくと考えられます。
ネット・ゼロ・エネルギーハウスとは、わかりやすく説明すると、家庭で消費する量以上に太陽光発電等によってエネルギーを作り出す家の事です。

 

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この建物は大阪府豊中市に建つ木造2階建ての木造住宅です。
地球環境に配慮したできる限り光熱費のかからない快適な住宅に住みたい。
という要望から家づくりはスタートしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

設計を進めるにあたってシンプルな2つのテーマを設定しました。

1つ目は、省エネルギー住宅を目指すにあたって、空調、照明などの建築設備になるべく頼ることなく快適に過ごせる空間をつくる。
2つ目、建築的に長寿命であるという事。

あまり関連のない要素のように思われるかもしれませんが、この2つの関係はとても重要で、省エネは何十年間というシュミレーションを行いその結果から性能を確認しています。
当然ですがこのシュミレーションと現実を一致させるには建物や設備が長持ちするという事が大前提となり物理的にはもちろん、デザイン、機能的にも長寿命である事が重要となります。

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モルタルやスチール、タモ、塗の装など素朴な素材の特徴を生かし、極力シンプルで普遍的な美しさを追求した構成にしています。

この計画地は小高い丘になった敷地を分割していた為、最初に敷地を確認した時には道路と敷地の間に間知石積み、約2メートル程度の段差があり道路から敷地へ直接アプローチできないという特殊な状態でした。
通常は、敷地を掘削して新しく擁壁、外溝、階段等の造成を行った後、建築物を載せるという順序になる事が多いのですが、この計画では擁壁と建物を分割することなく一体となった計画としています。

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敷地の掘削によりできる高低差を建物に取り込みながら、そこに半外部的な大型のヴォイド空間をつくり出しています。

エントランスからヴォイドとそこに植えられた樹木(白文字)が正面に見えます。

プライバシーを守りながらも明るいエントランス空間をつくり出しています。


このヴォイドの高低差と奥行きを利用して熱、光、風、湿度をコントロールする事を試みています。

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