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2016/04/01
見積減額案。
設計事務所の仕事内容は一般的に建物の設計図を書き、空間のデザインをすることと それに伴う申請、工事が始まってからは図面通りに施工がされているかのチェックを 行うことが基本的な業務となりますが、他にも様々なことを行いクライアントの サポートを行ってます。今回はそのひとつである「見積減額案」ご紹介させていただきます。 施工業者(工務店)さんに見積書を作成してもらいその内容に間違いや問題がないかを 確認するのはもちろんですが、そこからクライアントの予算に合うようにするために いろいろな方法の提案を行います。計画や材料、工法の変更でどのように費用が 抑えられるかのアイデアを出し、どのように計画を進めるかを選べるようにします。 こだわるところはごだわりながら、思ったより費用がかかるところは取りやめたりで 内容を確認して費用アップをする方もいれば、予算内までしっかり減額内容を選んで 進める方もいます。費用を明確にしながらクライアントに合わせて納得いく住まいづくり をすることが大切だと思います。実際に私が提案した住宅での減額案では、同じ間取りで 数百万円から時には一千万円以上の減額案になることもありました。 計画の内容にもよりますが、幅広くいろいろなことが選べるというところが設計事務所で 住まい計画される方にも役立つのではと思います。