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2016/05/01
BIM ってご存知ですか?
Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)のことです。今までにも3DCADはありましたが、BIMは、パソコンに3次元の建物のモデルを作り、データ段階から意匠設計・構造設計・設備設計が、共有した情報で検討することが出来るようになります。また従来工事と並行しておこなっていた施工図などの職方の検討事項もあらかじめ計画することが出来ます。つまり、工事にかかる前に施工上の納まりや工程の確認をすることになるので、工程管理やコスト管理が向上し、出戻り工事が減少します。もちろん3次元のデータですから、デザインの検討にも使えます。
実際の工事が始まると、工事の進捗状況や次の工程の段取りなど円滑に進めるだけでなく、各工事の職人さんもデータを共有すると、事前にどのような工事をすればよいのか把握できスムーズに工事が進みます。
さらにBIMの解説を読むと、工事完成後の維持管理や建物運用にもこのデータは役に立つようです。
諸外国は進んでいるようです。アメリカ・フィンランド・ノルウェー・イギリス・シンガポール・韓国などで普及しているそうです。
住宅の規模ではなかなか導入されないかもしれませんが、日本でも公共建物で導入されていくのでしょう。